先週実家に里帰りしたんですが、姉の子供の保育所でお祭りがあるとのことで、じぶんの子供も引き連れて行きました。
田舎なんで、保育所の周りは木が沢山あって、虫も多いんですが、そうなると寄ってくるのが「蚊」。
札幌に住んでいたらあまり蚊に刺されることはないですが、1時間くらいして家に帰ると、半ズボンでだったので、足を4ヵ所も刺されました。
油断して虫よけスプレーをつけなかった自分が悪いんですが、やっぱり蚊に刺されるとかゆくて最悪ですね……。
嫌な思いをしたので、今日は蚊が寄ってこなくする対策を教えます。
蚊が多そうな場所に行く場合など、参考にどうぞ。
二酸化炭素に反応して寄ってくる
蚊の口もとには「小顎髭(しょうがくし)」と言われるセンサーが付いていて、これで人の口から出る「二酸化炭素」をキャッチして寄ってきます。
目で見ているわけではなく、二酸化炭素に反応しているんで、暗闇だろうと関係ありません。
二酸化炭素を感知できる範囲は、10mほどと言われて、結構な広範囲で二酸化炭素をキャッチできるので、山なんかでは逃げることができません。
逆に息を止めると、狙われにくくなるかもしれませんが、そんなことはずっとできませんし、蚊は他の要因でもターゲットを見つけるので、あまり意味はありません。
子供の頃、息を吐くと蚊が寄ってくるからと、息を止めていたことがありますが、結局苦しくなって、「大量に息を吐く=大量に二酸化炭素を放出」する結果になってたので、今思うとバカバカしいことをしてたなぁ。笑
血液型で刺されやすさが変わる?
昔から「O型の人は蚊に刺されやすい」という噂がありますが、これってどうせ都市伝説的なウソでしょ?と思ったら間違い。
実際に日本や海外での研究でも、実験で一番多く刺されやすかったのはO型という研究成果が出ています。
なぜO型が刺されやすいのかは、まだはっきりとした理由がわかっていないようですが、少なくても、昔からのO型が刺されやすいというのは「ウソ」ではないようです。
ぼくはO型なので、刺されやすい傾向ですね。残念。
お酒を飲むと刺されやすくなる
先ほど、蚊の口もとには「小顎髭(しょうがくし)」と言われるセンサーが付いていて、人の吐く二酸化炭素をキャッチして寄ってくると言いました。
お酒を飲む人が蚊に刺されやすいのは、これに関係しているんですよ。
お酒を飲むと、アルコールが体内で分解されますが、そのあと大量の炭酸ガスが発生します。
それが口から放出され、蚊のセンサーがキャッチし、大量にひきつける結果に。
アメリカの国立衛生研究所の調査で、たった350mlのアルコールを摂取しただけで、蚊が止まる確率が大幅に増えた調査報告もあるので、蚊に刺されたくない場合は、缶ビール一つほどのアルコール量でも、摂取を避けるのがベスト。
体温が高いと刺されやすくなる
蚊の口もとにある「小顎髭(しょうがくし)」と言われるセンサーとは別に、触角にあるセンサーは温度を感知します。
センサーで体温が高めの人を見つけて寄ってくるので、体温が高めの人は注意が必要。
先ほどのアルコールを摂取する人についても、アルコールは体内の温度を上げるので、ここでも蚊を寄せつけやすくする原因となります。
服装で刺されやすさが変わる
蚊の視力は人間のようにカラーで色を見分けることができません。
ですが、「蚊の好む色」というものがあって、それが「黒色」。
これも実験でさまざまな色で、蚊のとまりやすさを調べたところ、もっとも多く蚊がとまった色が「黒色」。
逆に、蚊が一番とまらなかったのは「白色」。
なぜ黒色がさされやすくなるのかは、先ほどの温度に関係しているとも言われていて、黒色は太陽の熱を吸収しやすいから、ほかより高温の黒色に集まりやすいと言われているんですね。
他には黒い場所の方が、身を隠しやすいという理由もあるそうです。
ちなみに、肌が白い人より、日焼けして黒い人の方がやっぱり刺されやすいそうです。
「汗をかく人」「太っている人」は刺されやすい
温度を感知するセンサーは、汗の匂いのもとになる「乳酸」や「脂肪酸」もかぎ分けます。
「汗をかく人」や「太っている人」が蚊に刺されやすいのがこのため。
「じゃあ、自分は人より汗臭いから蚊に刺されやすい」と思う人もいるかもしれませんが、必ず「汗臭い=刺されやすい」というわけではないようなんです。
面白い実験があって、ある高校生が妹の足がいつも多く蚊に刺されることに疑問をもって、蚊にさされやすい足の研究をしました。
妹のくつ下と他の人のくつ下で、蚊の寄ってきやすさを調べたら、匂いでの差はなかったことが判明。
じゃあ、蚊の寄ってきやすさはどこが違うのかというと、足の裏の「菌の多さ」で違うことがわかったんです。
足の裏には「常在菌」といわれる色々な菌が必ずいるんですが、この菌の種類が多いほど蚊が寄ってきやすいことを発見したんです。
妹の足の裏をアルコールで拭いた後は、蚊に刺される割合が三分の一まで減りました。
つまり「匂い」より「菌を減らす」ことが、蚊に刺されにくくする方法なんですね。
蚊が沢山いる場所に行く場合は、アルコールで足の裏などを拭くと効果的ですよ。
まとめ
最後に蚊に刺されないようにするためにまとめると、
- 外出するときはアルコールを飲まない
- 足の裏などをアルコールで拭く
- 白い服を着る
- 走ったりして、二酸化炭素を多くださない
この辺が誰でもできそうなことですね。
血液型はどうすることもできないので。
あとは当たり前ですが、露出の少ない服装も対策としては効果的です。
これらを意識して蚊に刺されにくくする対策をしましょう!