中国のキャッシュレス化のスピードがすごいという話をよく聞きますが、最近QRコードを使ったレストランのシステムを知ったときには日本完敗だなと。
中国を見習って全店QRコードを導入するべき。
飲食店で働いていた頃、このシステムがあったら楽だったなぁ。
中国のQRコードシステムは日本の飲食店の問題をすべて解決してくれる
中国のレストランなどの飲食店ではテーブルにQRコードのステッカーが貼られていて、それをスマホのアプリで読み込めば、メニューが表示されアプリ内で注文することができ、後は料理が運ばれてくるのを待つのみ。
注文と同時に決済も済ませているので、食べ終わったらそのまま帰っても問題ありません。
これすごくないですか?
メニューにはもちろん写真も料金も表示。しかも複数の言語を用意することもできるから、外国人にとっても本当に便利なシステム。
慣れない外国語で身振り手振りで頼むことなんてしなくても、スマートに注文と会計ができます。
人手不足が解決できる
日本では人手不足が問題です。
飲食店で働いたことがあるのでわかるんですが、人件費を抑えるためにギリギリの人数でやらなければいけない店が多く、忙しい時にはオーダーさえ取りにいけないことも当たり前にあります。
呼ばれてなんとかオーダーを取りに行ったにも関わらず、まだ注文が決まっていなくて、「えーと、これにする?」とか、このクソ忙しい時に勘弁してくれよという場面もしばしば。
その点、QRコードなら勝手に注文も支払いもしてくれるし、後は出来上がった料理を運べばお終いです。
人手不足をすべて解決してくれるQRコードにすごい可能性を感じます。
日本ならLINEアプリでQRコード注文できればいいんじゃない?
中国では80%以上のスマホに日本のLINE的な「WeChat」というアプリが入っていて、そのアプリの「WeChat Pay」を使ってQRコード注文します。
日本でも総務省の2017年11月に行われた調査ではLINEの利用率は76%のようなので、十分実現可能な数字かなと。
でも中国と違って日本のLINE利用率は若い世代に偏って、年配の方にはまだまだ普及率が低いのが気になるところでもあります。
設備費がほぼかからない
QRコードの素晴らしいところは設備投資がほぼ不要というところ。
ハードウェアはスマホからでも操作できるので、QRコードのステッカーなどを用意するだけ。
今の日本なら、人手不足の解決方法として食券販売機を導入する店も多いですが、値段は数十万以上するので、かなり導入には慎重にならなければいけません。
しかも、店員は券を取りに行かなけらばいけない一手間もあるし、食券販売機の前で客が混むのもマイナスです。
会計時の面倒な譲り合い時間も省ける
店員にとって早くしてほしいよ、と思うのが日本特有の支払いの譲り合い。
「ここは私がすべて払います。」「いやいや、いつもごちそうになってるからここは私が」とか、無駄なあのやり取り。
店員にとっては他にもやらなくちゃいけない仕事があるんだから、どっちでもいいから早くしてよ!と内心思いながら、支払いを待っています。
QRコードなら支払いが済んでいるので必要なし。
他には割り勘にも効果発揮。
QRコードなら自分の食べたい料理を自分のスマホで支払って注文すればいいだけなので、後から合計金額をみんなで割る必要もないし、自分はほとんど注文していないのに、多くお金を取られる不満も解決します。
これからの日本には特に必要なQRコードのシステム
ここまでいくつかQRコードの素晴らしさを説明しましたが、絶対にやって損はないシステムです。
日本も年々、外国人観光客の取り込みに力を入れているんなら、国も率先してこういったサービスをやりやす環境を整えてやる必要があると強く思います。