LINE Payが現在無料であっという間に1000円貰える300億円ばらまきキャンペーンをやっています。
方法としては超簡単で、1000円プレゼントしたい人を選んで送るだけ。
≫ 詳しいやり方「LINE Pay/300億円あげちゃう祭」
もちろん送り側がお金がかかることもありません。
連絡を受け取った人がすでにLINE Payの登録をしている場合は、即座に1000円入金され、登録がまだの人は、登録をすることですぐに1000円貰うことができます。
僕も早速1000円を送ってもらい、あっという間に入金されました。
300億円という、何回一生遊んで暮らせるんだ?と思う、とんでもない金額を無料でプレゼントをする今回の企画ですが、LINEはどうしてそうまでして今回のキャンペーンを実行したのでしょうか?
それについてお話しします。
スマホモバイル決済戦国時代突入!覇者はどこか?
PayPay、楽天Pay、LINE Pay、d払い、Origami Payと様々な企業がスマホモバイル決済に積極的に参観しています。
記憶に新しいのが、ソフトバンクとヤフーの合弁で設立された企業のPayPayが、200億還元キャンペーンというのをCMなどで大々的に流し、かなり話題になりました。
内容としては支払い時にPayPayを使ってモバイル決済すると、購入金額の20%がキャッシュバックされ、さらに高確率で全額キャッシュバックされるというものすごい内容。
僕も3万5千円以上した炊飯器が全額キャッシュバックされ、そりゃ、いつも以上に美味しいお米を食べることができました。
そして今回LINEが300億円分を無料でプレゼントするというインパクト大なキャンペーンをしてきました。
なぜそこまでして各企業が力を入れているかというと、今現在キャッシュレス化がまだ進んでいない日本で、もしキャッシュレス化のスタンダードの地位を手に入れることができたら、後々莫大な利益を生み続けてくれる可能性を秘めているからです。
スマホモバイル決済をするとなぜ企業は儲かるのか?
現在の仕組みで考えるとわかりやすいです。
お店で買い物や食事をして支払いをするときに、簡単に支払いができる便利なクレジットカードで支払いをする人も多いです。
便利なクレジットカードで支払ったからといって、支払う金額は変わることはありませんよね?
でもお店は支払われた金額から、あらかじめクレジットカード会社と契約したパーセンテージを支払わなければなりません。
お店は売り上げが減りますが、クレジットカードをよく使うお客さんを取り込むことができるので、手数料を差し引いたとしても儲けることができ、お互いwin winの関係になります。
このクレジットカードのポジションを、スマホのモバイル決済が主流になる動きで全世界が動いているので、早めに独占してしまおうと、各社競い合っているんです。
今後クレジットカードだけに留まらず、中国のように現金での支払いすらモバイル決済に変わっていくのは必然で、そうなるとさらに企業は利益を得ることができます。
まだまだモバイル決済の成長段階の今のうちに、市場を押さえておいて、成熟したときに大きく利益を生み出す仕組みを作ろうとしているんですね。
現在はどの企業が有利か?大本命はLINE
Pay払いはは色々とありますが現状「PayPay」「楽天Pay」「LINE Pay」の3強ですかね。
それぞれ資金が大量にありますので、大胆な戦略ができます。
僕が今後3強から頭一つ抜けると思うのがLINE Pay。
その理由をお話しします。
日本のLINE普及率が大きく有利に
日本でLINEのアクティブユーザー数(実際にLINEを使っている人)は月間7600万人以上で、つまりすでに7600万人のLINE Payを使ってくれる可能性が高い人を持っていることになり、これが他社にはない最大の強みです。
中国からもその傾向は読み取れます。
中国でモバイル決済は日本よりはるかに進んでいて、現状はアリババの「アリペイ」、WeChatの「ウィーチャットペイ」の2強状態で、2社でモバイル決済の9割を独占しています。
アリババは中国最大のネットショップを運営している会社で、WeChatは中国のLINE版会社。
中国ではLINEではなく、WeChatがメジャーです。
実は以前はアリババのアリペイが独占状態でした。
アリペイは今では主流のQRコード決済を最初に取り入れたりし、当時はモバイル決済の8割を占めていたのですが、2013年8月にWeChatがモバイル決済機能を付けたところ、たちまちシェアを伸ばしていき、現在ウィーチャットペイは、アリペイを追い越す勢いでユーザー数を増やしています。
なぜ後発組のウィーチャットペイがここまで伸びることができたのか?そう、すでにユーザーを獲得していたから。
中国でWeChatのアカウントは10億アカウントを突破しています。
10億アカウントと言っても、1人で複数アカウントを作ったりする人もいると思うので、実際の利用者数は数字よりも低いと思いますが、それでも数億人はいるでしょう。
初めからこれだけのユーザーを獲得していたのでウィーチャットペイはアリペイよりかなり後発スタートでしたが、ここまで伸びることができました。
つまり中国と同じ理由で、日本で圧倒的に利用者が多いLINEが今後のモバイル決済で断然有利な状態といえるわけです。
しかも日本では年配の人のスマホ普及率が上がっている影響で、年配のLINE利用者も増えているので、ある程度お金を持っている年配層を獲得できるのも大きい理由です。
このタイミングで仕掛けてきたわけ
というか、LINEはなんでもっと早くこういった大規模なキャンペーンを打ち出して、利用者獲得に動き出してこなかったのか?と少し疑問がありますが、僕が思う理由の一つは法律改定。
2018年11月に、犯罪収益移転防止法の施工規制改定でオンラインで簡単に本人確認ができるようになりました。
今までなら銀行登録や郵送での本人確認が必要でしたが、規制改定で、オンラインで身分登録がすぐにできるシステムが導入できるように。
キャンペーンをやったとしても利用登録に面倒な手続きが必要となると、利用登録しない人も大勢いて、費用対効果が悪いです。
だから、利用登録が簡単にできるようになったこのタイミングで、効果的に登録者数を増やす大々的なキャンペーンをやったんだと思います。
しかも登録時に1000円を貰えるから、実際使ってモバイル決済を体験してもらうことで、今後も利用してもらいやすくなるのもポイント。
利用者はどんどんお得な時代になっていきますね
今後のスマホモバイル決済覇権争いに目が離せません。
一つ言えることは、どんどん競争してくれることによって、僕らは確実により良いサービスを受けることができるようになるので、どんどん競争してほしいです。
とくにLINE Payの動きは今後も目が離せません。