最近色々な企業が参戦しているPay払い。
てか、どんどん増えすぎて把握できないくらい。
僕としては、キャッシュレス化が進むのは歓迎で、参戦してくれるのは嬉しいんですが、先日不正アクセス利用された「セブン&アイ・ホールディングス」の「7Pay」のように、セキュリティがあまあまになることだけはやめてほしい。
しかも「セブン&アイ・ホールディングス」は今回の不正アクセスの原因が不明という、恐ろしいことを言っているし、Pay払い離れにつながりそう。
とは言っても、今後ますます便利なキャッシュレス化は進むのは間違いないことで、これだけあるPay払いでどこが頭一つ飛び出すか、そして今後の課題などもお話しします。
〇〇Payはあの大企業3強時代に突入か!
把握しきれないくらい電子決済のPay払いが色々増えていますが、以前の記事で話した予想通り、どうやら3強時代に突入しそうですね。
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3強企業はこちら。
① PayPay
② LINE Pay
③ 楽天ペイ
その他の企業の認知度のグラフを見てみます。
出典:MMD研究所
① PayPay
やっぱり、大企業で資本金があり、200億円還元キャンペーンを打ち出したPayPayが認知度で1位です。
「利用金額の20%還元&数回に一度全額ポイント還元」という破格のキャンペーンで日本中で話題になりましたからね。
僕も3万円以上の炊飯器が全額ポイント還元になって、美味しい思いをさせていただきました。
最近はヤフーショッピングでも使えるようになり、便利になりました。
PayPayはYahooとソフトバンクが支援している会社なので、お金は大量にあり、今後も色々な戦略を打ち出して、着実に認知度を上げていくでしょう。
② LINE Pay
僕が一番注目しているのが2位のLINE Pay。
LINE Payも友達にLINE Payを紹介するだけで1000円がもらえる破格のキャンペーンを以前やりました。
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僕も妻からLINEで紹介メッセージを送ってもらい、あっという間に1000円分入金されて、こちらも美味しい思いをしました。
ちょくちょくコンビニで「101円以上で使える100円オフクーポン」も配布されるので、101円ギリギリ超えるくらいの商品を買って、ほぼタダで買い物させてもらっています。
とはいえ、一番のLINE Payの強みは、LINEのアクティブユーザー数(実際にLINEを使っている人)で、その数は月間7600万人以上。
つまり、すでに7600万人のLINE Payを使ってくれる可能性が高い人を持っていることが、他社にはない最大の強み。
以前もお話ししましたが、中国では世界的に大企業のアリババが開始した「Alipay」が、モバイル決済で独占していました。
ですが、後発組のWeChatの「ウィーチャットペイ」がものすごい勢いで、利用ユーザー数を伸ばし、今やAlipayを追い越す勢いです。
WeChatは日本でいうLINEで、LINEが使えない中国ではWeChatが普及しています。
WeChatの大躍進は間違いなく、すでに大量のユーザーを抱えていたところにあって、それが日本で今後同じ現象がおこる確率が高く、ますますLINE Pay普及に繋がると読んでいます。
人は普段使い慣れているのもが、一番使いやすいですからね。
③ 楽天ペイ
以外と検討していると思ったのが楽天ペイ。
正直、認知度でPayPay、LINE Payに大きく突き放されているかなと思ったんですが、かなり認知度が高いです。
恐らく、楽天ショップで使えるのが認知度の貢献に大きく関わっているのかな。
楽天に出品しているお店や、買い物をする人にお知らせすることができますから。
これもLINEと同じく、すでにユーザーを獲得できているのが、大きく反映されているんでしょうね。
ユーザー獲得のため、それぞれの今後の戦略
今上げた3社以外にも沢山あるモバイル決済ですが、今後のユーザー獲得のためにすることはただ一つ。
「利用できるお店を増やす」
これでしょうね。
なんだかんだ言っても、やっぱり利用できるお店が少なかったら、どうしても使いにくい印象が生まれるので、この部分がキモ。
そういった意味でも、認知度が上位の企業は、順調に使用できる場所を増やしているので、さらに下位グループとの差は開くと予想。
個人でやっているような飲食店では、まだまだ使えない店が多いので、個人店をどうやって取り込むかが大きな鍵を握りそうですね。
モバイル決済を使っていて不便な点
実際にPayPayやLINE Payをよく使っていますが、僕が不便に感じている点が2点。
① 銀行から使った分だけをすぐに引き落とすシステムにしてほしい。
モバイル決済の基本は、あらかじめ金額をチャージしておく必要があります。
そのせいで決済の前に、今残高いくらあるかな?と確認するのが地味に面倒くさい。
一応、オートチャージという機能もあり、残高が〇〇円以下になったら、指定した銀行から、いくらチャージするか設定もできますが、これもなかなか使いにくい。
1万円以下になったら、オートチャージする設定にしていたとして、2万円の買い物をするとき、残高が1万5千円だとしたら、支払いができません。
その場合は、手動でチャージしなければいけなく、あまり意味がない。
それなら5万円きったら入金するように設定することで解決はできそうですが、そうなったら実質5万円分をずっと預けている状態になり、これも微妙。
僕が理想なのは、使った金額分だけを即座に銀行などから引き落としてくれるシステム。
これなら残高を確認してなくてもいいし楽です。
中国ではこのシステムが普及していますが、日本ではまだです。
早く対応してほしい。
② 使用履歴を出力するシステムがほしい
LINE Payにしろ、PayPayにしろ、使用履歴は確認することができるのですが、それをPDFファイルなどで印刷することができません。
僕のように個人事業主としてやっている人は、仕事に使う物を購入した場合に、紙に使用した証拠を残しておくことが必要な場面が多く、それができないのがネック。
今はスマホの使用履歴をスクリーンショット機能で写真にとって、証拠として保存していますが、早くPDFなどで出力できるように改善してほしい。
1日も早く対応をよろしくお願いします。
今後のモバイル決済について
まだまだ不正アクセスや使いやすさに課題も多いですが、今後ますます拡大し続けることは間違いありません。
まだ使ったことがないという人は、一度使ってみることをオススメします。
正直、お金を支払うときに一番損をする支払いは現金払い。
カードやモバイル決済はポイントが付くので、現金払いよりはるかに賢い使い方です。
一回の支払いでは、微々たるポイントでも、一年間のトータルで数万円以上損をしている可能性もあるので、絶対にモバイル決済は始めた方が賢いですよ。