雑記

子供服販売店のマザウェイズが突然の倒産のようで。これからはどんどん倒産していくね

子供服販売店の人気店「マザウェイズ」が突然の倒産をしたそうです。

北海道には出店していないので、ぼくは初めて名前を知りましたが、子育て世代になかなか人気のお店だったみたい。

正直アパレル業界は、今後ますます厳しい時代になるかと。

ましてや、子供服専門店なんて、激戦区中の激戦区なんで、今まで通りにやっていたら、全国展開している人気店でも、今回みたいにどんどん倒産していくんだろうな。

それにしても、なぜマザウェイズは人気店だったのに倒産したのか?

その辺を説明します。

人気店でも倒産するカラクリ

「人気店なら倒産するのおかしくない?」と思うかもしれませんが、アパレル業界がではよくある話で、倒産するカラクリはこう。

春にA、B、Cと3種類のデザインの服をそれぞれ100着販売するとします。

Aのデザインは人気でみんな買いますが、B、Cのデザインは全く売れません。

次に夏にD、E、Fと3種類のデザインの服をそれぞれ100着販売するとします。

Eのデザインは人気でみんな買いますが、D、Fのデザインは全く売れません。

秋、冬も同じ状態……。

これを毎回シーズンごとに繰り返していくと、人気の商品はよく売れるので、一見お客さんは入っているから繁盛しているように見えますが、実は裏ではどんどん売れ残りが増えていき、売れない服を大量に抱えているんです。

これを「不良在庫」と呼ぶんですが、商品を売る物販業では、この不良在庫を多く抱えるほど、会社の経営状況は悪化していきます。

そして、最後には資金繰りが厳しくなって倒産します。

しかも、今回のマザウェイズは、同じ服でも、色々なカラーバリエーションを豊富に揃える子供服店だったようで、これだと売れ残る商品が増えるのは当然。

価格帯の戦略もしくじった

価格帯も高くもなく、安くもない値段で、お金に余裕がある主婦層と、お金に余裕がない主婦のどちらも上手く取り込めなかったのも原因かな。

といっても、一概に安くすれば売れやすくなるという話ではなく、安さがうりな子供服の「西松屋」でも、売り上げのマイナスが続いている状況です。

つまり、子供服専門店全体が不景気になっているんです。

インターネットとシェアの時代では、こうなるのは当たり前

今の時代はお店に足を運ばなくても、インターネットでいくらでも安くていい商品が買えます。

ましてや、メルカリなどで、子供が着れなくなった服を自分で手軽に売れる時代にもなったし、わざわざお店に行って買う人がどんどん増えています。

シェアする時代でもあるから、ママ友同士で、もう着なくなった子供服をあげたり、もらったりする人も、ますます増えてますからね。

子供は成長が早くて、新しく買ってもすぐに着れなくなりますし、この不景気に新品で買う理由が弱くなっています。

業界全体で子供服の売り上げが低迷な中、ユニクロは好調!?

そんな中、うまくやっているのがユニクロ。

ユニクロは子供服の売り上げが伸びているんですよ。

好調の理由は「安さ」と「ついで買い」

親が自分の服を買う目的で行ったとしても、「安いし子供服もついでに買うか」となるから、子供服の売り上げも伸びてるんです。

これは、子供服専門店にはない強み。

これからの時代は、いかにして、買ってもらえるような動機を生み出すかが、ものすごく重要ですね。

 

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