すべてのギャンブルには「還元率」という、いくらお金を使ったらいくらお金が戻っているかという値がそれぞれあります。
還元率が70%だと。1000円使ったら700円戻ってくるみたいな。
あくまで還元率なので、もちろん全員が期待値通りの金額を還元されるわけではありません。
サイコロで考えるとわかりやすいですが、どの数字も出る確率は6分の1で同じ。
でも、10回振って出た数字の出目には、同じ数字が何度か出たり、まったく出ない数字があったり、かたよりがありますよね。
それでも、何度も何度も繰り返しやると、どんどんすべての数字が平均値の6分の1に近づいていきます。
これと同じで、ギャンブルも勝ったり負けたりしますが、回数を多くやればやるほど、理論上、還元率に近づいていくんです。
一応、ギャンブルをやるときの、どれだけ勝ちやすいかの目安になるというわけですね。
そんな、それぞれのギャンブルの還元率をまとめてみました。
驚くのは、ぶっちぎり最低還元率は、日本人が大好きなアレということ。
還元率ランキングを見ていきましょう。
ギャンブル還元率ランキング
1位 | ブラックジャック | 99.5% |
2位 | バカラ | 98.6% |
3位 | ヨーロピアンルーレット | 97.3% |
4位 | パチンコ・パチスロ | 80〜85% |
5位 | 競輪 | 75% |
6位 | 競艇 | 74.8% |
7位 | オートレース | 74.8% |
8位 | 競馬 | 74.1% |
9位 | サッカーくじ | 49.6% |
10位 | 宝くじ | 45.7% |
見て驚きは「宝くじの還元率の低さ」。
45%とパチンコの80%よりはるかに低い数字。
これってつまり、「パチンコ、パチスロなんて絶対にお金を損するから、やっている人はアホだ」と一般的に思われているんですが、実は宝くじをやっている人の方がはるかにアホということ。
しかも宝くじって、CMまでバンバン流して、どんどん買おうぜ!とあおっているのに、実質パチンコよりはるかに損をするギャンブルという、最悪にタチが悪いものということが、お分かりになったかと。
還元率90%以上のカジノの還元率の高さ
宝くじに比べて、カジノの還元率の高さにも目をひきます。
90%以上の還元率で、ブラックジャックにいたっては、99.5%です。
1000円使ったら995円戻ってくる計算。
よくカジノで素人が数十万、数百万儲かったという話を聞くのは、この還元率の高さがあるから。
でもここまで還元率が高いと、カジノを運営して儲かるの?と思いますが、還元率が100%を超えなければ、運営側は損をすることがありません。
たとえ、ブラックジャックの99.5%だとしても、1日1000万円やりとりされたら、運営側は50万円儲かることになるので。
カジノは世界中のお金持ちが集まり、1日で数億円単位のやりとりがされることもあるので、90%以上の高還元率でも十分儲かるんですね。
ギャンブルの素人が一番勝ちやすいのはカジノです。
日本でカジノを作ることに反対している人は何もわかっていない
日本でカジノ法案が可決され、これからどんどんカジノが作られていくと思いますが、そうなるとよくあるのが「借金をする人が増えるから反対!」と、声高々に言っている人が、テレビなんかでいます。
でもちょっと待てと。
そもそも、借金をする人が増えるから反対というなら、カジノなんかよりはるかに還元率が低い、日本の公営ギャンブルをどうにかする方が先でしょ。
ましてや、還元率が50%を切る宝くじなんて、廃止にするべき。
どうしても、カジノで借金を増やす人を生み出したくないというなら、日本の公営ギャンブルの還元率をカジノ以上にしたうえで、カジノ反対というなら、言い分としてはまだわかるんだけどな。
最後に
これだけ、街中あちこちにいつでもギャンブルが出来る国って、日本以外にはありません。
しかも還元率が極端に低いギャンブルばかり。
年金不足問題などありますが、まずは国をあげて、日本の公営ギャンブルのありかたを一度考え直すべきではないでしょうか?
ちなみに、一ついいたいんですが、お金を増やすことを目的としたギャンブルは絶対にやるべきではありません。
還元率が101%以上にならないと、トータルで絶対に負けることになるので。
やるなら最初から遊びのつもりで、なくなってもいい範囲でやりましょう。
僕は絶対にやりませんが。笑
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