今日から9月に入りましたねー。
北海道は日に日に気温が下がってきて、秋まっしぐらって感じです。笑
さて、今日は恒例の毎月読んで面白かった本を紹介する記事です!
興味がわいた本があったらぜひ読んでください!
【三体】 劉 慈欣 (著)
中国で「三体」三部作の合計が2100万部突破し、英訳版も100万部突破の、バケモノSF小説。
100万部でもすごいのに、2100万部って……。さすが中国、スケールがすごい。
しかもアジア圏の作品として初のフューゴ賞長編部門も獲得という、超話題作の日本語訳版です。
ぼくは初めて、本屋でそんなにすごい本があることを知って、これは読まなきゃ!と購入。
内容は中国を舞台としたSF小説。
文化革命の最中、謎の巨大パラボラアンテナがある軍事基地にスカウトされたある女性。
さらに、別の男性が謎の3つの太陽を持つ異世界を舞台にした、VRゲーム「三体」の攻略にのめり込む。
これらが重なって、物語が進んで生きます。
最初の4分の1くらい読んだときは、あまり面白くないかな?と感じていましたが、そこからどんどん話が面白くなり、後半からは展開がどうなるのか、ワクワクしながら読みました!
3部作の第1弾の日本語訳ということで、続きが気になるので、早く2弾の日本語訳の発売が決まって欲しいです!
それにしても、途中途中で、化学系の難しい話など出たり、内容が非常に濃い小説ですが、どうやったらこんな小説を書けるのか、著者の頭の中が知りたいです。笑
【実験思考】 光本勇介(著)
この本は3ヶ月くらい前だったと思うんですが、ちょっと話題になった本。
なにが話題になったかというと、本の値段。
なんと税込で421円!笑
しかもAmazonでキンドルで読める電子書籍はなんと0円!
とりあえず、ぼくもすぐにダウンロードはしていましたが、そのまま読まずに忘れていまして。笑
先月にネットの記事で、この方のイベントか何かの記事を読み、内容がすごく興味がわく話しで、途中でこの本が紹介されてました。
「あの本の著者か!」と知り、そこからすぐにダウンロードして読んでなかったキンドル版を読み始めました。笑
読み初めてすぐに、どうしても紙の本で読みたくなり、本屋で購入して遅くなりましたが読んだ本。
もちろん値段は421円でした。笑
本の内容はサクッと読める感じで、「色々とやってこそなにかがわかる」というニュアンスの内容。
ある実験に1億円をつぎ込むんですが、普通の人なら失敗したら1億円を失うし、もう立ち直れなくなります。
それでも彼はこう言います。
ただ、失敗したとしても、それはいわば「プランB」です。プランBとしての情報を得られるから、絶対に1億円が「ゼロ」になることはないのです。トライしているということは、他の誰かにとってもかならず価値のあるトライになっているはずです。失敗すら大きな価値なのです。
思わずペンで囲んだ言葉。
この一文だけで読んだ価値があった。
何か新しいことを始めるのが不安で、一歩めを踏み出すことができない人にオススメの本です。
ちなみになぜ本がたった421円で、電子書籍は0円なのか、そのカラクリも本を読んだらわかりますよ。
【日本への警告】 ジム・ロジャーズ(著)
世界的な投資家で、日本が大好きなジム・ロジャーズが、これからの日本はどうなるのか、バシバシきついことを言いながら予想している本。
前回の「お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する」とも内容が似ている部分がありますが、これからの日本のことを考えるうえで、非常に興味深い本になっています。
とくに安倍政権がひきいている日本の現状と、お隣の中国の現状の話は、あまりにもこの先の未来について、明るさが違いすぎて泣けてきます。(もちろん日本の未来が最悪という意味)
安倍さん、一度マジでジム・ロジャーズと対談して、これから日本はどうすればよくなるのか、教えを受けてきてくれないかなぁ。
【とてつもない失敗の世界史】 トム・フィリップス(著)
人類がいままでにおかしてきた、さまざまな失敗の歴史。
環境であったり、政治であったり、はたまた戦争や生物であったり。
人類のさまざまなジャンルでの失敗の歴史を、ひも解いているのがこちらの本。
内容も、ちょくちょく小バカにした感じで書いているのが読んでいて面白い!
中国からスズメを駆除した毛沢東の話とか、面白かったな。
「スズメは米を食べる悪い鳥だから駆除しろ!そうすれば食べ物が増えてみんな幸せになる」と、国家の計画として1億匹のすずめを駆除した結果、米を食べる本当の害虫の天敵を駆除してしまったことが後になってわかり、結果、害虫の被害が急増して、以前よりはるかに食糧飢饉になってしまったりとか。
人間がいかに失敗してきたかがわかりやすく話されているので、ざっくりとどんな失敗の歴史があったか知りたい方は、ぜひ読んでみてください!