僕も昔はよく悩んでいましたね。
「この本面白かったな!」ーー半年後、「あれ?あの本なにが書かれてたっけ?」
こんな感じで思い出せないのが、日常茶飯事でした。
「自分は記憶力がないから、本の内容をすぐに忘れてしまう」と、思うかもしれませんが、内容を忘れるのは人間の脳の仕組み上、仕方がありません。
脳は、視覚から入ってくる膨大な情報をすべて覚えていたら、頭がパンクします。そのため、重要と認識しない情報はすぐに忘れてしまいます。
すべての本の内容が、「ものすごく重要!」ということは、ありませんからね。
本の内容は忘れるのが当たり前で、忘れてしまう自分に悲観的にならなくても大丈夫です。
重要なのは、忘れた本の内容を「引き出す仕組み化」。
どうやったら、一度読んだ本の内容を簡単に引き出すことができるのか?
「Evernote(エバーノート)」を使うんです。
僕が実践して効果が保証済みの「引き出す仕組み」を紹介します!
用意するのはEvernote(エバーノート)だけ
Evernoteって、ほとんどの方が知っていると思いますが、メモや写真なんかを保存することができる、無料のクラウドサービスです。
詳しい使い方などは、ここでは説明しませんので、グーグルなどで調べてください。
パソコンとスマホどちらでも使用できますので、それぞれのダウンロードは下のリンクからできます。
僕は手軽なスマホのアプリを使うことが多いので、今回はスマホアプリを使った方法で説明していきます。
やることはいたってシンプルで、Evernoteで読書ノートを作っていきます。
実は、「Evernote」と「読書ノート」ってメチャクチャ相性がよくて、理由はこの後説明します。
読書ノートの作り方ですが、これは後で読み返して、自分でわかりやすければ、どんな感じに作っても問題ありません。
参考までに、僕の読書ノートの書き方を載せますが、結構適当なので、あくまで参考程度に。笑
本に線を引きEvernote(エバーノート)に書き写す
まずは本を読み進め、気になる部分に線を引き、なおかつ重要だと思うページは角を折ります。
本を汚すのが嫌な方は、線を引いたり、ページを折らなくてもいいですが、後からどのページのどの部分が重要だったか、付箋を貼っておくなり、すぐにわかるようにしてください。
その作業が終わったら、線を引いた部分で重要と思う箇所を、Evernoteにメモをして読書ノートを作ります。
僕のメモの書き方はこんな感じです。
- 「タイトル」
- 「著者名」
- 「読んだ日」
- 「本の内容」
- 「気づき」
これで準備完了なんですが、ここからEvernoteのすばらしい機能が活躍します。
それが「検索機能」です。
Evernote(エバーノート)の【検索機能】で情報を引き出す
Evernoteは「検索機能」があって、読書ノート内の単語を検索することができます。
例えば、「選択肢」という単語を検索すると、「選択肢」という単語が含まれている、過去の読書ノートを自動で検出してくれます。
タイトルをタップすると・・・
「選択肢」が含まれている文章を教えてくれる。
検索機能のおかげで、読書ノートを作ったら、後は本の内容を忘れても全然OKです!
これで、必死になって覚えようとしなくても、その時に知りたい情報を瞬時に、過去の読書ノートから引き出してくれます。
さまざまな過去の読書ノートから調べて表示してくれるので、単語によっては、自分の思いもよらない切り口を探してくれたりもします。
僕は以前まで、普通のノートで読書ノートを作っていたんですが、一つ問題がありました。
調べたいことがあるけど、ノートのどこに書かれているか忘れているので、探すのに苦労したり最悪見つからない。
普通のノートで、読書ノートを作っている人には、「それわかる―!」と共感できるはず。笑
だからこそ、「検索機能」がついているEvernoteに切り替えました。
これがEvernoteを使った、内容を引き出す仕組みです。
さらに、Evernoteを使った読書ノートには、もう2つ副産物的なメリットもあるので、それも合わせて紹介します。
Evernote(エバーノート)は記憶の定着にも繋がる
「読んだ本の内容を忘れてもいい」と言いましたが、もちろん一番ベストなのは、内容を覚えていることです。
んで、実はEvernoteを使って読書ノートを作ると、記憶の定着にも役に立つんですよね。
読書ノートは記憶の定着率が高まる
一度読んだ後、Evernoteに大事な箇所を書き写すと、内容が記憶に定着しやすくなるんです。
読書ノートは読み返しと同じ効果なので、記憶の定着率が上がります。
本の内容を覚えるがの一番ベストですから、これはとても効果のある方法です。
本の内容を短時間で見返しやすい
重要な部分だけを抽出したので、サッと隙間時間なんかに、アプリで読み返すことも可能です。
あとから本の内容を見返すと、その時々の自分の状況で、内容のとらえ方も違うので、「この内容はあれにも使えるな!」と、新たなひらめきに繋がったりもします。
読み返すと、記憶の定着にもつながりますしね。
【結論】内容は忘れてもいいから、落ち込まないで読書をしよう!
世間一般的には、読書した内容を忘れないようにする方法などが色々ありますが、人間忘れるのが当たり前。
大切なのは忘れないようにすることより、忘れても引き出す仕組みです。
ぜひEvernoteで読書ノートを作ってみてください!便利ですよ!
一つ注意がありますが、スマホアプリのEvernoteはオフラインでは使えませんので、ネット環境がある場所限定です。
もし、「読書ノートをどこでもしっかりと使いたい!」と思っている方は、有料の「Evernote プレミアム」がオススメ!
オフラインでも使えますし、容量も無料版の8倍も保存でき、検索機能なんかも強化されています。
年会費は5,299円、月々で計算したら、たった約440円で使用できますよ!
今回は以上です!