こんな疑問にお答えします。
2年くらい前から出版業界で、「マンガで読む」シリーズの本が増え出しています。
こんなのとか。
本の内容が理解しにくい昔の古典や、最近人気だけどちょっと内容が難しい本などが、続々とマンガで出版されます。
以前にブームになっ「たサピエンス全史」も、「まんがでわかるサピエンス全史の読み方」として、
「活字」と「マンガ」両方が発売されていると、生まれる疑問がこれ。
「活字」と「マンガ」どっちを読んだらいいの?問題。
「マンガでサクッと読んだ方がいい気もするし、
読書が好きな僕なりに、もう答えは出ているのでお話しします。
一応、年に130冊以上は読んでいる読書好きなので、
活字?マンガ?どっちがためになるの?
一般的に世間の認識として思われているのは、活字のほうが内容が濃くて、
これに関しては、ある程度はその通りだと思いますね。
マンガは「わかりやすく」をコンセプトに作られているので、
読書家には「マンガでわかる系の本なんて読まないで、
以前に「かりそめ天国」という番組で、視聴者からの投稿内容が、「
この放送をみて、「活字で読まないといけないなんて、完全にその意見は間違っていると」と腹が立ちました。
どちらを読んでも不正解ではない
僕の考えは「どちらを読んでも間違っていない」です。
はっきりいって、マンガをバカにした人の考えは、100%間違っています。
そもそも読書で大切なことってなんだと思いますか?
それがわかってないから、マンガなんて読まないで活字を読みなさいとか、平気で言っちゃう人がいるんです。
読書をする大切な理由は、「知識を増やす」ことです。
著者の考えや物語に読書を通じて触れ、著者の知識を自分の知識として蓄えていく。
その知識が、仕事や人間関係、普段の生活など、人生の大切な糧となります。
つまりは、内容を理解できれば、マンガでも活字でもどっちでもいいよ。ということ。
活字を読むべきとか、一方的な考えで押し付けてくる人に限って、活字を読んでいることに満足して、内容が頭にまったく残ってないですよ。
「活字を読まないと意味がない!」と、根拠のないことを言って、内容が一つも頭に残っていないバカより、マンガを読んで少しでも内容が残っている人の方が、100倍価値がありますから。
活字とマンガの上手な使い方
難しい内容の本は、マンガから読むのがオススメ!
例えば、マルクスの「資本論」なんて、原書は言い方が回りくどいし、難しい言葉なんかも多く使っているので、ものすごくわかりにくいです。
あまりに難しくて、何度読んでいる最中、寝てしまったことやら。(笑)
そういった場合は、「まんがで読破 資本論」からはいって、どういったことが書かれているのか、だいたいの大枠を理解します。
話しの大枠をつかんでから原書を読むと、ものすごく理解しやすいです。
もう一つマンガの利点があります。
マンガは人物や状況が描かれていて、「文字+描写」の両方が、視覚を使って脳へ伝わるから、記憶に残りやすいです。
活字だけの本の内容はすぐに忘れてしまうけど、ドラマやマンガの内容って、1年経ってもある程度覚えていますよね。
あれです。
活字で読もうが、マンガで読もうが、どっちも正解です。
あまり時間がない人にはマンガがオススメ!
普段なかなか読書をする時間が取れない人なんかにも、マンガは非常にオススメ。
マンガのいいところは活字も少なくて早く読み終わることができ、ある程度本の内容も理解することができるところです。
忙しくてまったく本を読む時間がない人は、ぜひマンガをうまく活用して、少しでも知識を増やすことが、全く本を読まない人より、のちに大きな知識の差として出ますよ。
慣れてきたら活字に挑戦する
それでもやっぱり活字の本のほうが、内容は深く書かれていることが多いので、普段から活字の本も少しずつ読むようにするといいですよ。
普段読書をしていない人は、活字に抵抗感があるかもしれませんが、そんな人は薄い本や、内容がわかりやすそうな読みやすい本を選んで、徐々に活字に慣れていきましょう!
最後に
活字でもマンガでも、内容が理解できて、知識として身につくなら、どっちでもいいんですよ。
まわりの意見なんて、まったく気にする必要はありません。
読書は自分のためのもので、他の人のためではありません。
自分が理解しやすい方法で読書をしていきましょう!