なにか新しく始めたいことや、自分のきらいな部分を変えたってことありますよね。
英語を話せるようになりたい!とか、ダイエットを頑張りたい!とか、人付き合いが上手くなりたいとか。
ぼくも普段からそういった「こうなりたい。ああなりたい。」と頭の中で渦巻いてます。
そういった頭の中が、渦巻きグルングルンなぼくらに寄ってくるのが「自己啓発本」。
書店に行ったら、「一週間で生まれ変わる方法」とか「願い続ければ夢は必ず叶う」なんて、自己啓発本が山のように待ちかまえています。
悩みを抱えている人は、こういったわかりやすい自己啓発本のタイトルにやられて、ついつい購入してしまいます。
でも自己啓発本って読んだら一瞬テンションは上がりますが、中身はたいしたこと書いてないから、生活に変化はありません。
ぼくも一時期、自己啓発本にハマって数十冊は読み漁りましたが、結果ほとんどなにも変わりませんでしたから。笑
でもたまにですが、結構いい自己啓発本もあったりするんですよ。
今日は本を読み慣れている人なら1時間、読み慣れていない人でも2時間もあれば読めるような本で、書かれている方法を1つでも取り入れることができたら、生活に変化が必ず生まれるよ、という比較的オススメな自己啓発本を紹介。
それが「自分の時間」という本。
人生をよりよくするための方法
文字も大きいし、薄い本なので、普段読書をしない人でも簡単に読める本。
全部で12章で構成されています。
本のタイトル「自分の時間」から想像すると、時間術に関する内容の本と思うかもしれませんが、時間術だけではなく本書で言いたいのは、
「1日24時間をどう使って、自分の人生をよりよくするか」
について。
これがわかりやすく簡潔に書かれています。
内容も実践的で、「これに書かれていることを1つでも今の生活に取り入れたら、生活に変化があるだろうなぁ」という内容ばかり。
ぼくが尊敬する作家の佐藤優さんも、本の帯で「この本でベネットがすすめる方法を、いくつか実践するだけで、あなたの人生が確実に変わる。」と書かれています。
読む価値は大いにありますよ。
ぼくがオススメする章
全部で12章あるなかで、ぼくがオススメする章を説明しておきます。
本を読んだけど、どれを実践したらいいかわからない人は、参考にしてみてください。
第1章 朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある
この章で、このようなことを言っています。
仕事以外の何かをやるという点に関しては、朝の1時間は夜の2時間に匹敵するのだ。
本当にその通りで、朝の1時間は夜の2時間どころではなく、3時間以上の効果もあるといわれるほど。
これは脳には意志力(ワーキングメモリ)というものがあって、日々の生活でこれらの意志力を使って行動し、意志力が少なくなると、やる気がなくなったり、物事を考えられなくなります。
仕事終わりに疲れて、なにもやる気が出ないのもこのせい。
意志力について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでください。
http://hisatolog.com/willpower/
でも、この章で「早起きを続けた結果、睡眠不足になったとしても、そのときはそのとき」と書かれていますが、これは絶対にしないでください。
睡眠を削るのは、思考を鈍らせるし、さまざまな病気を引きおこす確率を上げることが、科学的にもわかっていることなので。
第6章 小さな一歩からでないと習慣は変わらない
この章もオススメ。
「ささやかなことから始めよ」と心から私が忠告するのは、私自身、これがいかに難しいことであるかを知っているからである。
これも納得の言葉。
習慣を変えるのに失敗しがちなのは、大きな変化を取り入れようとすること。
英語の勉強を始めようと思ったら、「毎日1時間勉強する」とか。
こんなの大抵の人は失敗します。変化が大きすぎるんですよ。
人の脳は、普段の習慣からの変化を極端にきらいます。
脳は習慣になっていることをしている時が、エネルギーの消耗が少なくなるので、そうしてくるんです。
だから新しい習慣を、色々な理由をつけてやめさせようとしてくるんですよね。
「今日は仕事で疲れたから、英語の勉強は休もうよ」なんて、ささやいてきません?
習慣かさせるためには、脳への負担を出来るだけ少なるさせることが重要なポイントで、「ささやかなこと」から始めるのがいいんですね。
ぼくも毎日の筋トレを、「ささやかなこと」から初めて習慣化できました。
これについては、以前の記事も合わせて読むといいですよ。
第11章 「努力して読む」から、それはあなたの糧になる
読書方法について書かれている章ですが、オススメの一文。
よく読むと同時によく考えよ
ただ本を読み流すのではなく、よく考えて45分は反芻(はんすう)しながら読みなさいと言っています。
これね、ぼくが最近実践している読書方法で、読みながら途中で本を閉じて、「今言っていたことはこういうことで、あの考えに繋がるな」とか、頭の中で一度考えます。
すると、読み流している時より、はるかに内容が記憶できるんですよ!
本当にオススメの方法なので、本の内容が頭に残らない人は、この章を実践してみてください!
最後に
ぼくがオススメの章を3つほど紹介しましたが、すべての章に人生をより良くするための内容が書かれているので、自分ができそうなことや、やりたいと思った章を、たった1つでいいんで、取り入れてみてください。
たった1つでも、今より理想の自分に近づくことはできますよ!