読書

2019年6月に読んで面白かった本の紹介

読書大好きな僕が6月に読んで面白かった本を紹介。

興味が湧いた本があったらぜひ読んでください!読書は楽しいですよ!

2019年6月 オススメ本

【死に山】 著者 ドニー・アイカー

大好きな番組「クレイジージャーニー」に出演している佐藤健寿さんが、本の帯にコメントを書いているのが目にとまり、手に取った本。

内容は実際に1959年にソ連のウラル山脈で起きた遭難事故について書かれているんですが、その遭難事故がとても奇妙。

学生の9名の登山チームが、雪山で亡くなっていました。

これだけを聞くと、よくある雪山遭難事故かと思いますが、その死にかたが異常。

テントから1キロ半ほど離れた場所で、衣服もろくに着ないで、全員靴を履いてない状態。

さらに3名が頭蓋骨骨折で、女性メンバーの一人は舌がなくなっていました。

未だに世界中で謎をよんでいる「ディアトロフ峠事件」の原因解明に挑んだ著者ドニー・アイガー。

実際に事件があった雪山に登り、いくつもの当時の写真からドニー・アイガーがたどり着いた一つの答え。

9名が亡くなった「あの夜」にいったい何があったのか、事実は思いもよらないものでした。

【世界の危険思想】 著者 丸山ゴンザレス

たまたま「クレイジージャーニー」繋がりになりましたが、こちらも番組に出演している危険地帯に自ら足を運び取材をする、ジャーナリスト丸山ゴンザレスさんの著書。

麻薬、密売、貧困、マフィアなど、いつも危険地域で取材をしているのですが、これをみるといかに普段の何気ない生活が、どれほど幸せなのかがわかります。

人の物を奪い、ときには殺したり殺されたりするマフィア。

普通に考えたらただの危険で最低な人達ですが、彼らも自分の家族、子供を養っていくために仕方がなくやっているんです。

自分の子供には絶対に同じ道に進んで欲しくない。

みんなそう言います。

人それぞれの「お金」と「命」の価値観について考えさせられる本です。

【読みたいことを、書けばいい。】 著者 田中泰延

僕もこのブログで文章を書いているので、文章の書き方については、日々色々悩んでいます。

「どんな文章が喜んでもらえる文章なんだろう?」

「楽しんでもらえる文章なんだろう?」

こういったことを考えているときに書店で出会った本。

著者の田中泰延(たなかひろのぶ)さんは、元電通でコピーライターとして長年働いてきた実績もあり、読者を惹きつける文章が特徴的です。

この本の冒頭がまず最高におもしろい。

「あなたはゴリラですか」

こんな言葉から始まる本が面白くないわけがなく、最初から最後まで一気に読んでしまいました。

文章を書く際の心構えを面白おかしく、ときに真面目に書いているので、とても参考になりました。

文章を書くことに興味がない人でも、とても楽しめる内容なので、読んでみるといいですよ。

【マネーの魔術師】 著者 野口悠紀雄

日本でも安倍政権が金融緩和で日本の立て直しを測りましたが、実質ほぼ効果がない現状。

金融緩和は、今まで世界中の歴史の中で、さまざまな形で行われていて、その結果どういったことになったか解説しています。

面白かったのが、1545年にスペインが「ポトシ銀山」と呼ばれる、銀が取れる山を発見したんですが、普通なら大量に取れる銀でスペインは発展していくはずですが、なぜかスペインは衰退する結果になりました。

金融緩和、お金の使い方について、歴史から学べる非常にためになる本です。

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